
冬の体育館は想像以上に冷え込み、バスケ部の練習では体が温まるまで指先が動きにくい、シュートが入りにくいといった悩みを抱える中学生・高校生も多いのではないでしょうか。
バスケの冬の防寒対策は、パフォーマンスを維持するだけでなく、怪我の予防にも直結する重要なポイントです。
しかし「何を着せればいいのか」「動きやすさと暖かさを両立する服装は?」と迷う保護者の方も少なくありません。
本記事では、バスケ部の冬に最適な防寒着やグッズ、練習時の正しい服装の選び方まで、実践的な対策を詳しく解説します。
お子さんが快適に練習に集中できる環境を整えましょう。
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バスケ部の冬はなぜ寒い?体育館特有の冷えの原因

体育館が冬場に特に寒く感じるのには、いくつかの構造的な理由があります。
まず、天井が高く空間が広いため、暖かい空気は上に逃げてしまい、実際にバスケの練習をする床付近には冷たい空気が溜まりやすくなります。
さらに、多くの体育館は鉄骨造で建てられており、鉄は外の冷気を室内に伝えやすい性質があるため、建物全体が冷えやすい構造になっています。
加えて、感染症対策として行われる換気や、仕切りのないワンルーム構造も寒さを感じやすい要因のひとつです。
こうした体育館特有の環境が重なることで、冬のバスケは想像以上に体が冷えやすくなります。
だからこそ、適切な防寒対策が欠かせません。
バスケ冬の防寒対策と正しい服装|動ける重ね着が基本

冬のバスケの練習で最も重要なのは、動きやすさと暖かさを両立させた服装選びです。
厚着をすればいいというわけではなく、機能性の高いウェアを上手に重ねることで、寒さ対策とプレーのしやすさを両立できます。
防寒着選びでまず押さえたい3つのポイント
防寒着を買う前に、まずこの3つの基準を頭に入れておきましょう。
①薄手でも暖かい素材
「厚ければ暖かい」は間違い。厚手のウェアは動作の邪魔になるだけです。
薄くても保温効果の高い機能性素材を選ぶことで、動きやすさと暖かさの両方を確保できます。
②吸汗速乾性(汗冷え防止)
冬でもバスケは激しく汗をかくスポーツです。
特に中学生男子・高校生男子は発汗量が多いため、汗をすばやく吸って乾かす素材が欠かせません。
汗で濡れた状態が続くと、休憩中や練習後に体が冷えやすくなるため、吸汗速乾性は必須条件です。
抗菌・防臭加工があると、毎日の部活でも使いやすくなります。
③ サイズ感と伸縮性
動きやすさは、特にインナー選びで重要なポイントです。
伸縮性のある素材を選び、ジャストサイズ〜ややゆとりのあるサイズ感を意識しましょう。
きつすぎるインナーは、動きを妨げたり不快感につながります。
基本の重ね着はこの組み合わせで考える
冬のバスケの防寒は、3つの役割で考えるとシンプルです。
【肌に近いもの(インナー)】
体に密着して汗を吸い取り、保温する役割。
冬場は長袖やロングタイプを選ぶケースも多く、適度な締め付けがあるものは、筋肉の疲労を軽減し、怪我の予防にも役立ちます。
【練習着・ユニフォーム】
普段の練習では、Tシャツやハーフパンツの上から防寒着を着て調整します。
【上から着る防寒着】
ウォーミングアップ前後や休憩中に体を冷やさないためのもの。
ウインドブレーカー、スウェット、ジャージなど、さっと着脱できるものが便利です。
さらに、試合ではベンチコートが活躍します。
アップで温めた体も、待機中に冷えてしまうとパフォーマンスが落ちやすくなります。
交代出場までの体温を保つために、ベンチコートは欠かせない防寒アイテムです。
インナーは”長さ”で考えると選びやすい
一番迷いやすいのが、肌に近いもの(インナー)の選び方。ここは長さで考えると整理しやすくなります。
※練習中にインナーを脱ぐのは難しいため、体温調整はジャージやウインドブレーカーなど「上から着るもので行う」のが良いでしょう。
私自身、中学生の頃にバスケをしていましたが、冬でも練習の運動量はかなり多く、最初のウォーミングアップの時点で汗をかいていました。
体育館を何周も走り、ダッシュを繰り返すような内容だったため、長袖インナーを着るとすぐに暑くなり、ほとんど着用したことはありません。
その代わり、半袖の練習着の上から「ジャージ→ウインドブレーカー」を羽織り、練習が始まる直前まで防寒していました。
そして練習開始と同時にウインドブレーカーを脱ぎ、暑くなってきたらジャージを脱ぐというように体温調整を行っていました。
また、試合や特に冷え込む日は、体が冷えないようベンチコートを持参するのが当たり前で、周りも同じような服装でした。
注意点
試合では、インナーの色や形に規定がある場合があります。購入前に、チームや大会のルールを確認しておくと安心です。
バスケの冬の防寒対策|バスケ部で使いやすい防寒着・防寒グッズ

バスケの練習は、ランニングや準備運動から始まり、徐々に運動量が増えていくため、冬でも意外と早く体が温まります。
そのため、暑くなったときにすぐ脱げるような服装が向いています。
① 練習時に使いやすい防寒着【ウインドブレーカー/ジャージ】
冬の練習では、練習前や休憩中の冷え対策として、ウインドブレーカーやジャージなどの防寒着を着ることが多くなります。
さっと着られて、動き始めたら無理なく脱げる点が、バスケの練習には向いています。
普段の練習から試合の時など幅広く使えるため、冬のバスケ部では最も出番が多い防寒着といえます。
🛒冷たい外気を通しにくく、待機時間に体温を保ちやすい。冬のバスケ部に使いやすいアディダスの防寒ウインドブレーカー。👇
🛒裏起毛で冷えを抑えつつ、動いたあとはムレにくい。冬のバスケ部に使いやすいコンバースのウォームアップウェア。👇
② 試合や待機時間の冷え対策に役立つ【ベンチコート】
試合がある場合は、ベンチで待つ時間の冷え対策として、ベンチコートがあると良いでしょう。
ベンチで待っている間に体が冷えると、交代でコートに入った直後に、思うように体が動かないことがあります。
ベンチコートは、着ている時間が短くても体をしっかり保温できる防寒着。ウインドブレーカーだけでは寒い日にも、重宝します。
部活の行き帰りに着ることもでき、1枚あると冬場は使える場面が多いアイテムです。
🛒寒さに加えて雨や雪の日にも対応しやすい。冬の部活で出番が多いアンダーアーマーの防寒ロングコート👇
③ 練習中の汗冷え対策に使いやすい【インナー】
バスケは動きが激しく、冬でも練習が始まるとすぐに汗をかきます。
そのため、汗をかいたあとに体が冷えてしまう「汗冷え」への対策が重要になります。
そこでインナーは、汗をすばやく吸って乾かせる「吸汗速乾性」のある素材を選ぶことが大切になります。
このようなインナーを選ぶことで、汗をかいたあとも体が冷えにくく、汗冷え予防につながります。
🛒冬のバスケで汗冷え対策に取り入れやすい、起毛タイプの半袖インナー👇
行き帰りの寒さ対策に使いやすい【防寒グッズ】
体育館の中だけでなく、部活の行き帰りなど冬は移動中の寒さ対策も必要です。
特に朝や夕方は冷え込みやすいため、移動中の体温管理も意識すると良いでしょう。
※プレー中ではなく、移動用として使うものなので、学校や部活のルールを確認して用意しましょう。
🛒冷えやすい指先を暖かく保ち、冬の部活の行き帰りやウォーミングアップにも使いやすい防寒手袋👇
🛒冷えやすい首元を覆って、冬の行き帰りに使いやすいナイキのネックウォーマー👇
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バスケ冬の防寒でよくある質問(Q&A)
冬のバスケ部の服装で気をつけるポイントは?
体が温まるまでは防寒着を着用し、暑くなったらすぐ脱げるような服装を意識するとよいでしょう。
冬のバスケで防寒インナーは必要ですか?
バスケは動きが激しく汗をかきやすいため、汗冷えを防ぐ目的で吸汗速乾性のあるインナーの着用がおすすめです。
冬の試合や練習試合では、ベンチコートは必要ですか?
待機時間がある場合は、体温を保つために用意しておくと冷えを抑えやすくなります。
まとめ|冬のバスケ部は脱ぎ着しやすい防寒がポイント

冬の体育館は想像以上に冷え込みますが、バスケは運動量が多く、練習が始まるとすぐに体が温まるスポーツです。
そのため、冬のバスケの防寒では、厚着をするより脱ぎ着しやすい服装を選ぶことが大切です。
体が温まるまでは防寒着を着用し、暑くなったらすぐ脱げるようにしておくと、練習中の体温調整がしやすくなります。
中学生男子・高校生男子のバスケ部では、この基準で防寒着やグッズを選んでいくと、動きやすさを保ちながら、寒さにも対応しやすくなります。

