健康診断の結果…コレステロールが高いのなんで〜
健康診断でコレステロールの値が高かった…どうやったら下がるの?
と思ったことはありませんか?
コレステロールの値が高いってちょっとショックですよね…
健康診断でコレステロールに引っかかった方、是非参考にしてみてください。
コレステロールの種類
コレステロールの種類は、2つあります
- HDL(善玉)コレステロール
- LDL(悪玉)コレステロール
それぞれ詳しく解説します
HDL(善玉)コレステロール
HDLコレステロールは、血液中の余分なコレステロール(血管の壁に付着したLDLコレステロール)を回収する役割があります。
色々な臓器で使いきれずに余ったコレステロールを回収して、肝臓に戻します。
肝臓に戻すことで血液中のコレステロールの量を正常に保っているんです。
HDLコレステロールは、肝臓に余分なコレステロールを戻し、増えすぎたLDLコレステロールを抑制する働きがあるので、善玉コレステロール」と呼ばれているんですね!
ちなみにHDLコレステロールの数値は
- 基準値:40mg/dL以上
- 要注意:35~39mg/dL
- 異常値:34mg/dL以下
になってます。
LDL(悪玉)コレステロール
血液中のコレステロールを運搬して、身体中に運ぶ役割があります。
増えすぎると、血管壁に溜まってしまう性質があり、動脈硬化などの悪い影響が出ます。
これがLDLコレステロールが悪玉コレステロールと言われる理由なんですね!
しかし、低ければ免疫機能の低下や脳出血の危険を増加させます。
ちなみにLDLコレステロールの数値は
- 基準値:60~119mg/dL
- 要注意:120~179mg/dL、または59mg/dL以下
- 異常値:180mg/dL以上
となっています。
HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスが取れていることがとても大切なんですね!
異常値になる原因(LDLコレステロール)
コレステロールが異常値になる原因は、6つあります。
このように、乱れた食生活や運動不足、肥満などが原因のほとんどです。
そして、特に気をつけないといけないのが、食生活です。
- 脂身の多い肉類
- 糖質が豊富な食べ物(お菓子、芋など)
- スナック菓子
- トランス脂肪酸が多い食品(ケーキ、ドーナツ、揚げ物など)
- 飽和脂肪酸が多い食品(乳脂肪、ラード、バターなど)
これらの食べ過ぎには、注意しないと、LDLコレステロールは異常値になってしまいます。
食べていけないわけではなくて、食べ過ぎに注意が必要なんですね!
コレステロールが高いとどうなる
LDLコレステロールが高いと、動脈硬化を引き起こし、それが進むと脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。
脳や心臓など太い動脈で、コレステロール値が高いと血管に粥状(お粥のような塊)ができます。
その塊がどんどんたまっていくと血管の内壁が盛り上がり、血液が通る隙間を狭くしてしまいます。
その狭くなった箇所に何かしらの原因(心房細動など)で血栓が飛んで血管を閉塞させた結果、心臓で血栓が詰まれば心筋梗塞、脳で詰まれば脳梗塞となるのです。
コレステロールを下げるためには
コレステロールを下げるために積極的に摂取したいものは、食物繊維が多く含まれている食品です。
- 野菜類
- 納豆
- 大豆
- 玄米
- 雑穀
- 海藻
- きのこ類
食物繊維にはコレステロールを取り込んで排出する働きがあります。
1日25〜30gの食物繊維の摂取が効果的!野菜だと350g以上、芋類は100g程度必要です。
食物繊維の他には、5大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂取することも大切です。
タンパク質は、飽和脂肪酸が多い肉類より、魚や大豆などを摂取することがおすすめ!
また、炒め物や揚げ物には、良質な不飽和脂肪酸(米油、オリーブオイルなど)を使用するといいでしょう。
食べ方のポイントとしては、
- 3食を規則正しく食べる
- 食べ過ぎ注意
- 夜の間食を控える
- 味付けは薄め
- 外食はなるべくしない
まずは、食生活を整えることが大切ですね!
まとめ
コレステロール値が異常値の場合、脳梗塞や心筋梗塞になるリスクが高まります。
健康にすごすためには、コレステロールを正常値に戻す、正常値を維持することが大事になってきます。
多すぎても少なすぎてもダメなんです!
そして、コレステロールを下げる食品を摂取したからといって、すぐにコレステロールが正常値になるわけではありません。
日々の生活の中で食生活・運動に気をつけることが健康に過ごすために大事になってくるんですね。
健康診断でコレステロール値異常で引っかかった方は、まず自分の生活習慣を見直し、食物繊維と5大栄養素を含む食品をバランスよく摂取することを心がけてみてください。