
高校受験の英語で多くの中学生がつまずくのが、リスニングです。
「聞き取れない」「何度勉強しても点数が伸びない」と悩むお子さんを前に、母親としてどうサポートすればいいのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、リスニング力は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、正しい勉強法と適切な教材を使えば、点数は確実に伸びていきます。
私の息子も、ある1冊の問題集を使い続けることで、模試のリスニングの点数がぐんと上がりました。
この記事では、高校受験の英語リスニング勉強法として実際に効果があった1冊の本を紹介し、さらに家庭で母親ができるサポート法についてもお伝えします。
高校受験の英語リスニングでよくある悩み

高校受験の英語でリスニングに苦手意識を持つ中学生は少なくありません。
模試や過去問を解いてみても「まったく聞き取れない」「スピードについていけない」と感じることが多く、保護者としても心配になりますよね。
ここでは、リスニングでつまずきやすい代表的な悩みを整理してみます。
英語の音声が速くて聞き取れない
入試のリスニングでは、学校の授業で使う音声よりも速く感じるケースが多くあります。
そのため、単語や文がつながって聞こえ、何を言っているのか分からないと悩む受験生は少なくありません。
特に、音の「リンキング(単語と単語がつながる現象)」に慣れていないと、大切な単語を聞き逃してしまいます。
単語力が不足している
リスニングは「耳の良さ」ではなく、実は「知っている単語の数」に大きく左右されます。
意味を知らない単語が音声に出てきた瞬間、その部分が理解できなくなり、全体の内容もつかみにくくなってしまいます。
母親の立場から見ても、まずは単語力を補うことが大切だと感じるはずです。
集中力が続かない
リスニング試験は10分〜15分程度続くことが多く、途中で集中が途切れてしまうお子さんもいます。
特に中学生の男子は気持ちが安定しにくく、少しでも雑念が入ると一気に聞き取れなくなることもあります。
勉強方法が分からない
「聞き流せばいいの?」「何回も音声を繰り返せばいいの?」といった疑問を持ちながら、自己流で取り組んでしまうケースも少なくありません。
正しい方法を知らずに続けていると、時間をかけてもなかなか成果が出ず、本人のやる気も下がってしまいます。
このように、リスニングが伸びない原因は「耳のセンスの問題」ではなく、単語力・音声スピードへの慣れ・集中力・勉強法の間違いといった要因が重なっているのです。
母親としては「努力すれば改善できる悩み」であると理解することが、サポートの第一歩になります。
実際に点数が伸びたおすすめ本(1冊紹介)

おすすめの本を紹介する前に、なぜその1冊を選んだのか、息子がどんな状況でリスニングにつまずいていたのかをお伝えします。
息子のリスニングが伸び悩んでいた頃
中学2年のとき、息子はリスニングが全然聞き取れず、テストでなかなか点が取れない状況でした。
授業では「わかった気がする」と言っていたのに、いざテストになると聞き取れない…。
母親としても「どうすればいいの?」と不安でいっぱいでした。
出会った1冊『中学英語リスニング(スーパーステップ)』
そんな時に手に取ったのが、『中学英語リスニング(スーパーステップ)』 です。
この本は、基礎から高校受験レベルまでを58のステップで段階的に練習できるリスニング問題集です。
「英語を英語のまま理解する」力を育てることをねらいとしていて、高校入試で出題されるリスニング形式をしっかりカバーしているため、この本を購入しました。
実際の使い方(毎日10〜15分)
息子はこの本を毎日10〜15分だけ取り組みました。
特にやったのはこの3ステップです。
- CD音声を聴く(集中して1回目)
- 聞き取れなかった部分を繰り返し聴く(2〜3回リピート)
- 音声に合わせて声を出す(シャドーイング)
最初は「速すぎる」「意味がわからない」と苦戦していましたが、繰り返すうちに少しずつ聞き取れる部分が増えていきました。
驚きの成果
なんと次の定期テストではリスニングが満点!
「余裕で聞き取れた」と本人も嬉しそうに話してくれました。
その後も
- リスニングで点を落とすことがなくなった
- 模試でも安定して点が取れるようになった
- 英語全体の勉強にも前向きになった
という変化がありました。
母親目線でおすすめできる理由
母親として、この本を選んでよかったと感じたのは以下の点です。
- 短時間でも取り組めるから続けやすい
- 段階的にレベルアップできるから達成感がある
- 本番形式に近いリスニング問題に慣れられる
- 解説が丁寧で、親が横についていなくても自分で学習できる
「リスニングが苦手で、どの問題集から始めればいいか分からない」というお子さんには、最初の1冊として特におすすめです。
母親ができるサポートの工夫

英語リスニングは「正しい教材」だけでなく、毎日の習慣と環境づくりが大切です。
特に中学生の男子は、やる気の波や集中力の切れやすさもあるため、母親のちょっとした工夫で結果が大きく変わります。
ここでは家庭でできるサポート法を紹介します。
学習環境を整える
リスニングは集中力がカギ。
- 静かな環境をつくる
- CDプレーヤーなどで音声をスムーズに流せるように準備する
環境が整うだけで、子どもは取り組みやすくなります。
「毎日10分」の習慣をつける
長時間やらせるより、毎日10〜15分の短い学習を続ける方が効果的です。
- 寝る前の時間
- 学校から帰ってすぐ
- 朝の支度前
など「時間を決める」と習慣になりやすいです。
ちなみに我が子は、寝る前に聴いていました。
成果を「見える化」する
リスニング力は少しずつ伸びるため、子ども本人は効果を実感しにくいものです。
- 模試や定期テストの結果を一緒に確認する
- 前より聞き取れた問題をチェックして「ここ成長したね」と伝える
小さな進歩を見える化することで、自信につながります。
褒め方・声かけを工夫する
中学生の男子は「まだできない」と指摘されると反発しやすい時期です。
- ❌「なんでできないの?」
- ⭕「昨日よりも聞けたね!」
と、できた部分を具体的に褒めることがやる気を持続させるポイントです。
気持ちを切り替える仕組みを作る
リスニングは集中力が切れるとすぐに聞き取れなくなります。
- 疲れている時は無理にやらせない
- 10分だけでも取り組めたらOKとする
「短くてもやった」という積み重ねが、最終的には点数アップにつながります。
母親にできることは
といった、子どもの「勉強のしやすさ」を支えることです。
教材を選ぶのも大事ですが、母親の工夫がリスニング力を伸ばす後押しになると言えます。
まとめ|リスニングはやり方次第で必ず伸びる

英語リスニングは「センス」ではなく、正しいやり方を続けるかどうかで点数が大きく変わります。
今回ご紹介した『中学英語リスニング(スーパーステップ)』は、息子がリスニング力を伸ばした実体験に基づくおすすめの1冊です。
毎日10分〜15分、繰り返し音声を聴くだけで、テストでも模試でも安定して点が取れるようになりました。
母親としてできることは、難しいサポートではありません、
- 静かな学習環境を整える
- 短時間でも毎日続ける習慣を作る
- 小さな成長を一緒に喜ぶ
この3つだけで、子どものやる気は大きく変わります。
リスニングは、学習の取り組み方によっては直前期でも改善が期待できる科目です。
「聞き取れない」と悩んでいる今こそ、正しい教材を選び、無理なく続けることが大切です。
高校受験を控えるお子さんのリスニング力アップに、ぜひ取り入れてみてください。
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